PRESS RELEASE

2026年4月27日

株式会社ゼネラル

26-Y01-08

119番通報で、指令員の声をもっと聞き取りやすく
国内初※1 の先進技術を備えた「GRANCAST」、山口西部消防指令センターで稼働

株式会社ゼネラル(旧富士通ゼネラル)は、山口県下関市・美祢市・長門市が共同で運用する山口西部消防指令センターに、消防指令システム「GRANCAST(グランキャスト)」を納入しました。本システムは、指令員の声を聞き取りやすくする技術を国内で初めて※1 消防指令システムに実装したもので、約30万人の住民の命と暮らしを守る最先端の消防指令体制を構築しました。事業総額は約32億9千万円で、2026年2月25日から本格稼働し、安定運用を継続しています。

山口西部消防指令センターの指令室

山口西部消防指令センターに並ぶ消防・救急車両

全国の119番通報件数は2020年から2024年の間に約1.3倍※2 に増加し、消防指令業務の高度化と効率化が喫緊の課題となっています。こうした状況を受け、国および県が推進する広域連携施策※3 のもと、下関市・美祢市による従来の2市運用に長門市が加わり、3市が共同で運用する「山口西部消防指令センター」が整備されました。
同センターでは、災害対応力の強化と業務効率化を進め、限られた人員でも迅速に対応できる体制を整えることで、住民がこれまで以上に安心して暮らせる街づくりを目指しています。その中核として新たに採用されたのが、当社の消防指令システム「GRANCAST」です。

山口西部消防指令センターに構築した「GRANCAST」では、音声明瞭化装置「SMN CALL119」を国内で初めて※1 消防指令システムに実装しました。これは、119番通報時に、高齢者など聞こえに不安のある人にも指令員の声が届きやすいよう、声質に応じて聞き取りやすい周波数へ指令員の声をリアルタイムで補正するものです。これにより、通報者に明瞭な音声を届け、指令員との正確な意思疎通を支えます。本装置は、音響機器メーカーのラディウス株式会社と共同で開発しました。

当社は今後も、50年以上培った指令管制システムの技術と知見を生かし、消防現場の課題に寄り添ったシステムの提供に取り組んでいきます。さらに、新技術の活用を通じて、人が正しく状況を把握し、迅速に行動できる環境づくりを支えることで、安心・安全な社会の実現に貢献します。

※1
音声明瞭化装置を消防指令システムに実装した事例として国内初。当社調べ。
※2
全国の119番通報件数は、2020年は7,932,672件、2024年は10,141,584件。
また、下関消防局においても、2020年は19,822件、2024年は24,693件と、全国と同様の増加傾向が見られます。
※3
消防庁 消防・救急課「消防広域化関係資料」